救急車を呼んだ時に、到着し患者を救急車に運んだものの
中々受け入れ先が見つけられず搬送出来ないということが神奈川県でもあります。
救急病院が患者を受け入れられるか否かの情報を救急隊員が得るのが難しく
また、その情報を病院側が逐次更新する事も人手を考えると難しいからです。
99さがネットは、救急隊員が患者を搬送した後消防署に戻るまでの間に
搬送した情報を携帯タブレットに入力することで、現在どの病院に何人の救急患者が
搬送されているか、どの病院が救急患者を受け入れ可能かが一目で分かるシステムです。
この99さがネットにより佐賀県の救急搬送の時間が短縮されました。
このシステムは救急隊員と病院が情報を共有することが出来ることがメリットとなっています。
(99さがネットを作った佐賀県庁円城寺氏)
神奈川県でも力を入れ取り組んでいる京浜臨海部ライフイノベーション
国際戦略総合特区の数歩前を進んでいる神戸医療産業都市地区。
阪神淡路大震災の復興事業として、雇用の確保と神戸市経済の活性化・
先端医療技術の提供により神戸市民の福祉の向上を目的として始まりました。
今回はその神戸医療産業都市地区にある、各施設の橋渡しを行っている
先端医療振興財団を視察しました。
来月本県でも開設を予定しているGCC(ライフイノベーション国際協働
センター)も同じ機能を持ちます。
GCCも先端医療振興財団と同じように人材や企業が集まるマグネット力をもった
センターとなることを期待しています。
(先端医療振興財団の村上専務理事)
(神戸医療産業都市地区)
平成25年第1回厚生常任委員会に、議員提案による「理容師法施行条例及び
美容師法施行条例の一部を改正する条例」が提出されました。
この条例の一部改正案は、衛生基準の低下を防ぐことを目的としており、
保健所設置五市(横浜・川崎・相模原・横須賀・藤沢)以外の市町村で理容所・
美容所の店舗を新設する際、洗髪設備の設置を義務付けるものです。
3月18日厚生常任委員会で議長に提出され、3月25日に本会議で
自民党・公明党・県政会・神奈川ネットの賛成多数により議決されました。
本県では、政策的条例としては「がん克服条例」や「商店街活性化条例」などの
議員提案はありますが、今回のように常任委員会による政策的条例の提案は
神奈川県議会では初めてであり、全国でも稀です。
地域主権が進む中、問題解決の為に、それぞれの地域の実情を考慮した
独自性のある条例を制定することが必要です。
これからも日頃の地域活動を通じ皆さんの要望や問題や課題をしっかりと聞き、
地域の実情に応じた政策の為の条例づくりに取り組んでまいります。
中井やまゆり園は県立県営の知的障害者福祉施設です。
強度行動障害や自閉性障害を伴った知的障害の方も多く入所しており
入所者の感じるストレス(例えば大きな音や光、温度)はそれぞれ異なっており
各人に合った対処方法が必要となってきます。
職員も専門性が必要で、なかなか民間がこの様な施設を運営するのは
難しいのではないかと考えます。
(強度行動障害者の個室内をモニターで見れるようになっています。
また、温度などをストレスと感じる入居者もいるため、各部屋の
温度をそれぞれ変更する事もできます。)
(洗面所も暴れて壊されています。)
強度行動障害者の中には暴れる・大声を上げるなど破壊行為も多く
入所する前ご自宅で介護されていたご家族は相当ご苦労
されたのではないかと思います。