2013年1月アーカイブ
厚木精華園は中高齢の知的障害者が充実した生活を
過ごすことが出来るよう支援する施設です。
入所者の平均年齢が68歳と高く、また医療ケアを必要とする方が
多く、ご家族もご高齢である事や他の施設では医療ケアを受ける
事が難しいため、入所を希望する方が多いです。
厚木看護専門学校は全日制の第一学科と准看護師が看護師資格取得のため
働きながら通える定時制の第二学科があります。
第二学科は定員割りしており、今年度から週5日午後からの授業を週3日一日授業に
変更します。
授業の無い2日教室や実習施設を開放し、例えば長期間離職している看護師の
復帰のための実習場所にするべきと考えます。
(2月17日の看護師国家試験に向けて生徒のご父兄による
手作りの激励人形)
横須賀市の保健福祉大学・環境整備センター、三浦市の三崎保健福祉事務所の視察を行いました。
保健福祉大学は保健・医療・福祉の総合的人材を養成する県立の大学です。
開学から10年が経ち、今年度から同窓会の設置を検討するとのことでした。
前回の厚生常任委員会ではわが会派から、潜在看護師確保について同窓会組織を
活用したらと提案致しましたが、保健福祉大学ではその取組を進めており、是非
潜在看護師の確保に繋がって欲しいと思います。
全体の1割が男子生徒と女子生徒が多い大学です。
女性が多いので床をよく見るとハイヒールの跡がいっぱいです。
(保健福祉大学の実習施設)
4月より保健福祉事務所の未熟児訪問指導や専用水道に係る事務が市に移譲しますが
当面の間は市と連携を取り、県が事務のフォローを行っていく必要があると考えます。
かながわ環境整備センターでは雨などの浸出水が埋立区域外に漏れないよう
遮水装置が設置されています。
また、搬入する廃棄物は入り口で一旦荷卸しをし、処分場内専用のトラックに
乗せ換えます。
万が一、処理場内に汚染物質があった場合、搬入する車両が処理場内を走り
汚染物質を付けて外に出てしまう可能性があるため、万全を期して
一般の搬送車両は施設内での走行を禁止しています。
(埋立区域には処理場内専用トラックのみ走行できます。)
厚木市の神奈川総合リハビリテーションセンター及び
清川村の煤ヶ谷診療所の視察を行いました。
神奈川総合リハビリテーションは脳外傷や脊髄損傷など外科的疾患の
リハビリを行う「神奈川リハビリテーション病院」や知的障害者支援施設の「七沢学園」、
重度心身障害者施設「七沢療育園」、肢体不自由・視覚障がい者施設「七沢更生ライトホーム」、
脳卒中の回復リハビリを専門とした「七沢病院脳血管センター」があります。
現在再整備計画が進められ、福祉施設が集約するなど効率的になります。
センター内の研究部は障がい者の方の自立支援の為、車いすの研究開発を企業と
連携して行っています。また、研究部内での何十年もの蓄積されたデータは企業がロボットの
研究にも大いに役立っているそうです。
リハビリの技術や研究部内での蓄積されたデータは民間病院で行っていくには
なかなか難しいのでなど今後も活用していくべきと考えます。
旭区の県有施設「保健福祉大学実践教育センタ-」と
「神奈川県ライトセンタ-」を視察致しました。
「保健福祉大学実践教育センタ-」は保健・医療・福祉の各領域で現在活躍されている方が
更なる幅広い知識・技術を修得出来る施設です。
教員・教育担当者養成課程があり、今後本県で看護師養成増員を行って行く中で、
教員確保は非常に大きな課題であり、質の高い看護師養成を行うためには
質の高い教員養成が必要であり、実践教育センターの役割は非常に大きいと考えます。
「神奈川県ライトセンタ-」は点字図書・テープ図書など情報提供や
日常生活の相談に乗るなど視覚障がい者の方々の支援施設です。
視覚障がい者のスポーツ振興の為に施設内にはプールもありますが
利用者が少ないこともあり、利用時間については厳しい県財政の中
もう少し工夫するべき点もあるのではないかと考えます。